::Dassault/Dornier Alpha Jet

今回は、フランスのダッソー社が、1970年代前半に開発した練習機 Alpha Jetです。
全長13.2m、空虚重量3.5トン、双発エンジン総推力2.6トンの機体です。イギリスのホーカー・シドレー ホークや、チェコのL-39 アルバトロス等、同年代に開発された練習機と伴に、後発の練習機のお手本になった機体の1つです。

モデリングしたのはAlpha Jet A(ドイツの攻撃機バージョン)です。




My Alpha Jet A

フランスのダッソー社と言えば、古くから、デルタ翼が、得意なメーカーですが、練習機で、音速を超えない機体なので、この機体は、通常の後退翼と、水平尾翼を供えています。これは、Alpha Jetが、開発される以前に作られたMirage F1と同じ構成です。


My Mirage F1

Mirage F1は、デルタ翼の不利な部分、短距離離陸性能を上げるために、開発されましたが、後継機はなく、これ以降の機体は、またデルタ翼に戻ってしまいました。


My Mirage2000


My Rafale

ダッソー社の飛行機の車輪の収納方法は、何故か独特で、モデリングする際に、いつも悩みます。車輪収納用の開口部が、小さく、車輪軸の付け根(支持部分)が、移動しないと収まらないような構造みたいです。

アメリカでも、デルタ翼は、テストされてきましたが、人気?が、低いのか、F106や、A-4に採用されただけのようです。X-32の初期型もデルタ翼でしたが、短距離離陸に不向きと指摘され、改修案を提出したものの、改修試作機を作る前にF-35に負けてしまいました。


My F106