::Fiat 500 2009/8/16

Fiat500が誕生した背景はチョット変わっている。戦後、フィアットはFiat600という、小型で、低価格で、5人乗りの車を送り出していたのだが、不景気のため、ユーザーは、スクーターに流れていってしまっていた。それらのユーザーを、取り戻すべく開発されたのがFiat500だった。そう、競合車は、スクーターだった。価格を押さえるため、水冷直4のエンジンは使わずに、強制空冷2気筒のエンジンを積み、鉄板の使用量を減らすために、ボディーはより丸く、かつ小型化された。ルーフは全車キャンバス・トップになっているのは、エンジン騒音が、室内に篭らないための必要装備であったらしい。




My Fiat500

足回りは、Fiat600の足回りを簡素化したものだが、コスト・ダウンを技術力でカバーし、4輪独立懸架になっている。この車の弱点は、やはりエンジンである。500ccツインなのだが、2つのピストンは、同じ動きをする。これではシングルの500ccエンジンと同じであり、さらには空冷のため、振動と騒音が酷かったらしい。サイズは、全長3mたらず、全幅、全高は1.3mといったところだ。



My Fiat500&タチコマ

サイズ比較にはならないが、架空の多脚戦車を載せてみた。タチコマの脚は15cmほど、宙に浮いている。Fiat500の室内空間と、タチコマのポッドの容量はさほど変わらない。方や定員5名で、もう1方は、1人だ。タチコマのポッドには、余裕(?)で乗れるバト−さんも、Fiat500に乗るのは窮屈だろう。ちなみに、タチコマの全長が判らなかったので、身長の判っているバト−さんを作り、バト−さんとの比較で、タチコマのサイズを調整している。当初、タチコマの膝までの高さを150cmくらいで調整していたのだが、Fiat500の上をすり抜けるくらい巨大になってしまった。作例では、膝までの高さを130cm位に設定している。これでも、足をタイヤに変形させて、腰を上げれば、素通り出来てしまうサイズである。(作例のタチコマは、腰を落としていないので、背が高く見える)

最後に、Fiat500の装飾品(?)である、ルパン、次元、荷物、吸殻が付いた状態の画像を見てもらおう。





My Fiat500&カリオストロ・セット

追記:これを作ると、次はクラリスの乗るシトロエンとか、銭形のとっつぁんのブルーバード410(パトカー)とかが、気になるが、どうせブルーバードを作るなら510が良いな、それも乗っているのは銭形のとっつぁんではなく、犬神 明を乗せて見たい。どぶネズミ色って、どんな色だろう?