::VF-25を作ろう その2 宿題編

はじめに 前回できなかった翼、尾翼等の断面を考えて、その断面を延長する方法を用います。

この章の下に、「VF-25を作ろう その2」が、あるので、先にそちらを見てください。

1)尾翼断面、主翼断面

3Dモデルを作るのは、飛行機を設計する訳ではないので、揚力が、発生する断面形状でなくても、問題ないでしょう。

ボディーと主翼を一体成型で、作る場合は、ボディーにあける穴は、実機の接合面をトレースすると、自動的に、翼断面形状が、決まってしまいます。

今回は、VF-25可変翼と尾翼、安定翼を作るので、完全な断面形状のコピーを目指さずに、効率良く作成できる方法をとります。

3)主翼を作ろう

テンプレートから、主翼形状をトレースします。(主翼が、別バーツとして作られている場合は、コピーします。)

トレースが終わったら、その形状を範囲選択し、編集ー>切り取りを行います。

次に編集ー>新規で、新規Windowを開き、そこにコピーします。

翼のみが、左右にありますが、左右どちらかの翼を範囲選択して、加工ー>回転で、90度回転させま翼を垂直にします。そのまま中央方向に移動させます。

全て選択し、加工ー>隠すを実行します。

これで、翼の垂直なテンプレートが、出来ました。
図の様に、簡易的な翼の断面は7角形で、充分です。上下にあるような断面である必要はないでしょう。

この7角形の作り方ですが、線画入力で点1,2,3を打ち、点1と点3の対称の点を繋ぎます。
点3と対称点を繋いだ線の中央に、点を追加して、右に移動させれば出来ます。この作業は、上面方向に切り替えて、行います。


次は側面に切り替えて、テンプレートの翼の前縁と後縁および、エルロン、フラップの可動軸付近の3本の線を追加します。上面で作った7角形を範囲選択して、翼の根元位置に移動させ、3本書いたガイドラインに合わせて、拡大縮小します。この時に、点Aを、エルロン、フラップの可動軸ライン上に移動します。作業がすんだら、3本のガイド線は、削除します。

翼断面の7点を範囲選択して、延長します。延長されたものを、翼先端位置に移動させ拡大縮小で、テンプレートのサイズに合わせます。
この時に、一度、前面方向に切り替え、根元の太さ、先端の太さを、引き伸ばしにより調整します。

側面に戻して、まず、点Aと点Bの位置を調整します。点Bは、グループ化を解除してから、移動させます。移動させる位置は前縁フラップの位置で、ちょうど、前縁が、翼根元で、切り欠かれ狭くなる線にあわせればよいでしょう。次に、翼の前後の切り欠きを作るために、点CDEFを追加します。

次に、点1,2をテンプレートに合わせて移動させます。点CDEFを線で連結し、不要な線点は、削除します。点Fの除く、点1234、点CDEは、対称点と連結されていないので、斜め表示にして、各点を繋ぎます。次に、全ての点と線を範囲選択し、色塗りー>選択範囲を塗る、加工ー>グループ化を実行します。

出来上がった翼を選択し、コピーします。

このファイルを、別名で保管しておいてください。

講座その2で、作ったファイルを開き、編集ー>左右に貼り付けを実行します。片側の翼を選択して、正面向きで90度回転させます。その後、翼を所定の位置に移動させます。

翼が付くと急に、VF-25らしく見えてくるから不思議ですね。ここまでくるど、自分の作った3Dモデルに愛着が湧いてくると思います。

尾翼、安定翼は、図のように、変形六角形がいいでしょう。自分で作ってください。

時間がある人は、テンプレートのエンジン断面を、コピー延長して、線を適当に繋ぎ面を塗ったものや、盾の延長、爪先の延長なとで、仮の部品を作り配置すると、さらに雰囲気が上がりますよ。