::間違いだらけのGun選び その3

”はじめてのお使い”の子供のように、買う物の事で、頭がいっぱいなので、このシリーズが続いています。

今日、知った事なのですが、この国での銃器の販売についてです。一般的な商品と、銃は異なるので、銃砲店の在庫は、どうなっているのか? 販売される時には銃器はライセンスが必要ですが、在庫中にはライセンスはありません。いわゆる横流しとか、裏の商売を、銃砲店が行うこともあるでしょう。”帳簿上は、在庫だが、実物はなくなっている”という事を警察は管理しきれるのか? 特にこの国は、賄賂天国ですから・・・で、私の銃は、もう来ているのか聞いてみたら、とある地名を言って、そこにあり、ライセンスが出ないと、来ないということだった。その地名を知らないので、輸入代理店のある場所なのかと思ったが、妻に聞いたら、警察がある所で、警察そのものを表す地名らしい。警察にある?そう、輸入されたり国内販売される銃器は、警察が在庫管理しているのだ。どうも価格が、100ドルくらい高いと思っていたのだが、それで判った。多分、警察の取り分(警察の収入源でなく、管理部署の役職に就いた人の既得権益)なのだと思う。まあ、管理は確かだとは思うけど、高く売りつけられるのは嫌だなあ。

もう1つ。銃の持つ抑止効果について。つまり、「あの家には銃があるぞ」という噂のもたらす効果です。14年ここに住んでいて、直接、恐い思いをしたり、泥棒に会うということは一度もなかったのですが、今日、たまたま妻と話をしていたら、「あの家には銃がある」という噂が我が家には既にあったようです。近所の家には結構泥棒が入り、お金、電化製品から台所のコンロ、闘鶏用の鶏が盗まれれていました。家は、塀も高いし、低い塀の部分には有刺鉄線がスプリング形状に張られているし。窓は全てデザイン化された鉄格子だし、扉も、丈夫なうえに複数の鍵が付けてあります。考えてみれば、これで充分にホーム・ディフェンスが成されています。近所の子供が、庭の果物欲しさに、侵入するという事件はありましたが・・・自分で施した安全対策も理由の1つでしょうが、「浸入して撃たれたら恐い」という抑止力も充分あったと考えられます。ただ、「銃がある」というのは正確ではなく、「空気銃がある」が正しく、補足としては「20連射くらい可能な」がつきます。空気銃とは言っても、22口径の30グレイン(弾頭の重さを表す単位)程の鉛のペレット(つづみ弾)を、炭酸ガスで、発射するもので、充分に殺傷力はあるものです。*備考1 通常は、この手のライフルは、1発づつ弾を装填する仕組みなので、1発撃ったら、次に撃つまでに時間が掛かるので、武器として考えると、あまり役にはたたない物です。私の保有する2丁はこのタイプです。ただ、もう1丁は特異で、マガジン交換式で、炭酸ガスも容量的に20発は打てるのです。さらに装弾方法が、散弾銃のポンプ・アクションと同じなので、装填、発射を連続に行えます。デパ地下のスポーツ用品店で、買ったので、合法品だと思います。(この国では、空気銃は、スポーツ用品店でライセンス無しで購入します。)確かに、1発でも危険なのに、20連発は、相当危険ですから、抑止力としては充分かもしれません。ただ、姪の彼氏の持つ38口径の拳銃には太刀打ちできない事も確かですが。きっと、新しい噂が、家を守ってくれることでしょう。



My ISAAC .22 CO2 Rifle

噂だけで、家を守ってくれていた空気銃 ISAAC 22 CAL.CO2 RIFLE M-308。バレルはステンレス製で、6条のライフリングは、ステンレスの硬度のせいか、甘いです。レシーバーは、アルミ製、10発装填できるマガジンはABS製です。フォア・グリップを引いて戻すことで、ストライカー式のハンマーのチャージと、次弾の装填を行います。M4A1を意識した?キャリングハンドルは取り外し可能で、スコープに交換可能です。20数発撃つと、CO2ガスを30cmくらいの小型のCO2ボンベから充填する必要があります。ちなみに小型のCO2ボンベは、町のスポーツ用品店に持っておくと、1時間くらいでCO2を再充填してくれます。(充填は1瞬ですが事前に1時間冷凍庫でボンベを冷却する必要があります。)

*備考1 銃口部のペレットの速度は800fps エネルギーは58ジュール(日本のエアーソフトガンの約60倍のエネルギー)40mくらいの射撃では、1インチ(25.4mm)程の命中精度です。22LRと言う拳銃弾の約65%くらいの威力です。