::探査ロボット EVE

WALL・Eに登場するもう1つの主役ロボットEVEを作った。このロボットは、探査用ロボットで、重大な任務を持っている。本編中でE-PROVEと言われているので、地球探査専用ロボットかも知れない。このロボットも、結構、機能不全で、起動され、母船が立ち去ると、まるで飛行を楽しむかのように、飛び回っている。また、チョットした事で、腕に内蔵されているビーム兵器をぶっ放す。探査機なのだから、よっぽどの危険に直面しない限り防衛行動等しないはずだ。だが、個体EVEは、パトレイバーの大田巡査とか、赤塚不二夫のマンガに出てくるお巡りさんみたいに、発砲したがっているように見える。ただ、探査機として、役に立たない訳ではないので、機能不全とは言えないが、充分に個性的だ。




My EVE

EVEは、胴体、頭、腕に、構造的な繋がりがない。機能を停止している時は卵型だが、起動時には、頭、両手が、胴体を離れて宙に浮いている。磁気的な繋がりではないのは、電磁石に張り付いた状態でも、影響がないことから判る。そうすると、考えられるのは重力制御だ。宙に浮いた腕を動かすにも、物を持ち上げるにも、支点が必要だ。ピンポイントに重力を作用できれば、支点となる球に、押し出そうとする重力を作用させ、同じ量の重力を引く方向に、球の周りのリングに作用させれば、吊りあうし、充分に、支点(関節)として使えるだろう。どうやって重力制御するかは判らない。なにせ、900年以上未来の技術だからだ。飛行方法も謎である。

表情は、頭の黒い部分に、色々の形の目が映しだされる。目の形が変わる時や、瞬き?時に、ノイズのような線が表示される。アナログのブラウン管みたいだ。セガトイズが作ったロボット動物の目が同じ様にLEDで、表情を変えていた。ソニーAIBOもそうだったかな? でも、記号化された喜怒哀楽より、アナログなWALL・Eのカメラ目の方が、より感情を表現していると思う。ビデオ・テープが再生されるのを待つ時の、手の動作などにも感情が溢れていた。