::ユリシーズ その1

今回は、ヤン提督の最後の旗艦となったユリシーズです。前回作ったヒューベリオンよりは簡単にできると思っていたのだが、ユリシーズの方が、形状が複雑だった。艦首は、ヒューベリオンと同じように、四角なのだが、エンジン部は、6角形で、途中に切り返しがある。さらに艦橋下の側面に、若干の張り出しがあり、張り出しの後端が、「あみだくじ」のように、かくかくしている。さらに言えば、艦橋部分と艦底部分の形状が違ったりする。要するに、3つの異なる形状のブロックが、切り替えしで、繋がっているわけで、これを「すっきり」表現するのが難しいのである。バランス取りを終えて、少し、細部を作り込んだが、まだ、迷っている状況だ。プラモデルなら「筋彫り」でごまかしたり、アニメなら「線」だけで済んでしまうのだが・・・




My ユリシーズ 未完成

ユリシーズを作るために、TV版銀河英雄伝説の映像から、ユリシーズや、同型艦の画像を拾い集めた。アニメーターさんの脳内イメージを映像化したものだから、デフォルメがきつくて、3D化する資料としては役に立たないものが多いが、映像としては、迫力のある構図で、好ましいものが多い。近年、アニメにも3DCGが、多用されるようになってきている。戦闘シーンなどの動きは素晴らしいが、構図は3DCGの特性上、実写映像と替わらないありふれた構図が多い。監督さんが要求する構図に合ったデフォルメ・モデルを用意したり、特殊レンズ効果エフェクトを作らないと、日本のアニメがもつ独特の構図による迫力が出ないと思う。