::こんな物作ってます その5

今回、紹介する3Dオブジェクトはスタートレック物。

最初は、21世紀中に使用された宇宙船から、

やはり、最初は人類最初の光速を超えた宇宙船

My フェニックス

フェニックスです。

3回目の世界大戦後の荒廃した時代の中から不死鳥のように、発進した、宇宙船フェニックスは、光速を越える航法、ワープにより光より速く航行しました。

ワープというのは、亜空間を利用し、超光速航行する技術です。

ワープ航法を実現した人類はすぐに、探査船、移民船を送りだしました。

My SS CONESTOGA

My SS VALIANT

My STARLINER

それは、人類に広大な宇宙に進出できる未来を提供しただけでは、ありませんでした。地球人より、早く宇宙に進出していたバルカン人は、地球の存在を知っていましたが、自らの力で、宇宙に進出する技術を持たない人類を、遠くから観察していました。

文明、科学が、発展途上の人類に、むやみに接触し、未知のテクノロジーを提供すると、その科学技術の間違った使い方、例えば戦争等に使用され人類が滅亡の道を歩く可能性もありますし、宇宙を戦争の舞台にしてしまう可能性もあるためということでした。

そのバルカン人が、人類に接触してくるきっかけが、フェニックスのワープ航行成功でした。人類は、ワープ航法と友人を同時に手にいれたのです。

スタートレックのこの設定は、物理学的に光速は超えられないとしたアインシュタインや、哲学的に光速はこえられないとしたフェルミパラドックスを打ち破るための設定でsしょう。

アインシュタインが、光速を超えられないと証明したのは、「特殊相対性理論」が、適用される環境内ではという条件がつきます。

つまり「特殊な環境では、光速を越えられない」であり、もう1つの「一般相対性理論」では、光速を越えられないと証明された訳ではありません。

ただ、この「特殊な環境」の適用範囲は、とてつもなく広大で、地球上、太陽系、その近隣の宇宙なども、入ってしまいます。外部からの影響を受けていない「平坦な空間」では、「光速は超えられない」という意味です。

広大な宇宙では、人類が予想できないような、現象が起きている可能性は、否定できません。

「空間を平坦でなくす」未知の現象があった場合は、「一般相対性理論」の範疇であり、その現象を「一般相対性理論」で、照らし合わせないと「光速はこえられない」と断言できないわけです。

スタートレックでは、「亜空間」が、発見されたという設定にしました。

「亜空間」が、「平坦な空間」でないか、通常空間とは、別の物理法則が、適用される空間ならば、アインシュタインの「光速を越えられない」は、無効になるからです。

これは物理学的な否定であり、もう1つ「哲学的」に「光速は超えられない」を打開しないといけません。


「哲学的」に「光速は超えられない」と言う問題に、フェルミパラドックスがあります。(「光速は超えられない」と証明された訳ではありません。)

簡単に紹介すると

1.この宇宙には人間以外にも知的生命体が存在する。
2.恒星間を超えて移民し、その生存の場を拡大する技術を持っている。

この仮説から得られる推論としては

1.宇宙自体が生まれてから、数十億年と長い年月が経っているので、
上記の仮説1と2より、この宇宙中は、1の知的生命体の子孫で溢れかえっている

ここで、

「我々地球人の観測できる範囲で、地球外の知的生命の存在の形跡は無いのは何故か」

その理由は、以下のうちでどれか

1.地球以外に知的生命は発生していない

2.知的生命は発生しても、何らかの理由で「恒星間を超えて移民」しない

3.「恒星間を超えて移民」に極めて長い時間がかかるか、移民自体不可能

4.宇宙中、知的生命体だらけだが、地球人から隠れている

となり、どうしても「光速を超えられる可能性」や、「恒星間を超えて移民」の可能性が低くなってしまいます。

スタートレックは、4を選択したことになります。

マクロスは、2を選択したことになります。

「長期の戦争で、移民どころではなかった、さらに文明は消滅した。」

それに加え、新解釈「人類自身が、その文明の子孫だった」というのを選択したわけです。

長くなったので、今回は、ここまでにします。