::RIDEBACK その1

今期、注目しているアニメは「RIDEBACK」です。キャラとかストーリー構成は、まだ3話なので何とも言えませんが、とにかくRIDEBACKと言う乗り物が魅力的です。元々は、戦闘兵器として開発されたものだと思うのですが、一般には知らされていないようで、主人公の女の子が乗るマシンは、市販車両で、当然、民間向けの物です。ただ、公道上を走るための認定が行われていないので、主に競技向け車両と言う扱いでしょうか。その辺の設定は、原作のマンガでは語られているのでしょうが、そちらは読んだことがありません。





My RIDEBACK バランス調整中

オートバイが、ロボットやパワード・スーツに変形するものは色々ありました。
変形してロボットになるものは、「電人ザポーガー」のマシン・ザボーガー、「仮面ライダー555」のオートバジン等
変形装着してパワード・スーツになるものは、「バブルガムクライシス」のモト・スレイヴ、「モスピーダ」のライドアーマー等
内部に操縦者が乗り込むものは、「メガゾーン23」のガーランド、が直ぐに思い浮かびます。
全て、変形前は、オートバイの形をしていますが、大体、オートバイ時は、ロボットの足が邪魔で、ロボット時にはタイヤが邪魔な物にみえる特徴(欠点)があります。意外に変形がしっかりしているのはオートバジンで、バイク、ロボットの形状は割と良くできていますが、後輪は、背中に隠す、前輪は、防具&武器として使うという設定のためでしょう。マシン・ザボーガーに関しては、いらない物は中に隠すという手法で、プロポーションを両立していますが、2本の脚が1本になっていまうとか、タイヤを胴体内に完全収納してしまうといった無理な変形をしています。ライドアーマーは、バイク形状も、装着形状も合格点ですが、1つ大きな問題があります。それはスケール変換しないといけない点です。人が装着して丁度いい大きさのアーマーだと、そのままのサイズだとバイクが小さくなりすぎる訳です。ガーランドは、操縦者が乗り込むロボットとしては、多分最小だと思いますが、バイク形態は非常に大きく、後輪横にはみ出した一見サイドバッグに見えなくも無い脚部が巨大で、バンク角がほとんどありません。また、前輪が2つに割れて、肩位置に移動すると言った無理な変形をします。

昨年のアニメや今期アニメからは、「ブラスレイター」のパラディン、「Viper's Creed」のマニューバ・ブレードは、装甲車両のようですが2輪または3輪で、かなり大型のバイクと言ってもいいでしょう。ただ、このサイズだと、バイクであるメリットってあるのでしょうか?4輪でも問題ないサイズです。2輪車は、バランスの乗り物で、走行中は、自立(?)していますが、停車中は、操縦者が足を着かないと転んでしまう乗り物です。



My プロト・ガーランド



My Ex-ガーランド 永遠にバランス確認中

RIDEBACKは、バイクが変形してロボットになる乗り物ではなく、新種の2輪の乗り物と割り切った物のように見えます。バイクのように前後にタイヤを配置した状態でも、腕がそのまま生えていて、それをなんとか隠そうという気がない割り切った感覚が好きです。逆に、オートバイに手が生えていれば、重心移動も楽だし、膝を地面に擦り付けてハングオンする必要もありません。転倒時も、腕が、地面と、運転者の間に空間を確保してくれます。タイヤを左右に配した人型形態では、2輪車としての機動性は、そのままに、新たなアクションが可能です。たとえば、平地であっても、膝を曲げて、加速し、ブレーキかけてジャンプ等もできますね。ローラースケートに近い感覚でしょうか?

さて、次回その2では、RIDEBACKの動力について考えて見たいと思います。バッテリーでも動くようですが、レシプロ・エンジンが搭載されているし、変速ギアもあるようなので、回転力を伝達して、タイヤを駆動しているんじゃないかと考えるのが普通ですが、それだと不都合な部分があるような気がしています。時間があれば、マシン・ザボーガー、オートバジン、モト・スレイヴ、ライドアーマー等を作ってみたいです。(もちろん一度に全部は作れません・・・)