::立ってる者は親でも使え

「立ってる者は親でも使え」は、近くにあるリソースは、有効に使えという意味にとろう。

Treoの中には、有効なリソースが、沢山入っている。

・音楽再生に必要なデコーダー
・画像保存に必要なライブラリー

これらがあるにも関わらず、音楽プレイヤーや動画プレイヤーは、自前のデコーダーを持っている。
画像を保存する機能を持ったものも、自前で、行っている。

それは、機器毎に、内蔵している機能が異なるからだ。だが、容量の乏しいスマートフォンでは、問題だ。

私が作るのは自分用Palmwareそれも、Treo専用だ。だったら、Treoのリソースを有効に使おうではないか・・・

１）ScreenCaputureDA・・画面保存機能

画面保存機能に必要なのは、

　・どんな画面もとれること
　・画像ファイルの保管機能
　・画像ファイルの閲覧機能
　・ホストPCへも、転送機能

が、あれば、充分だろう。

この機能を、全部持って、２ｋバイトで、作れるだろうか？

答えはYESである。

１、DAは、現在実行中のアプリに割り込むので、DAさえ起動できれば、どんな画面でもとれる。
２、JPEG保管機能は、Treoが持っている
３、カメラ画像確認用アルバムを利用する。
４、HotSyncで、自動的に、画像は、PCに送られる。

２，３，４は、他のリソースを利用すればいい。

残念ながら、キャプチャー・ソフト自身のキャプチャー画像は、無い。

画面上に、「保管してるから、まっててね」と出るだけです。

２）miniMP3プレイヤー

はじめに機能を、紹介しておこう。

・バックグラウンド再生専用MP3プレイヤー
・どこでも、いつでも操作可能のDAリモコンを装備、リモコンだけで、再生、停止、ポーズ、前、後、ミュートが操作できる。

これで、合計１８ｋバイトしかない。世界最小のTreo用MP3プレイヤーである。

リモコン画面が、にゅ〜と出るので、ハードキーで、操作する。一定時間操作しないと自動で消える。
Treo650用

Centro用

ディスプレイ部の表示を変えることが、できる。

消音（ミュート）すると、メッセージ・アラート（Treoの機能）が、出る。

ミュートを、リモコンで解除するか、メッセージ・アラートを、センターボタンを長押しして、チェックすることで、解除される。

一時停止も同じだ、プレイヤー画面が、無いための措置である。

Centroには、AAC デコーダーも、標準で、入っている。
MP3/AACプレイヤーに、機能アップを、図ってみるか・・・

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MP3プレイヤーを作るのは、それほど、大変ではない。MP3を、再生するために必要なフリーのライブラリーがあるからだ。TCPMPも、このライブラリーを、用いている。

CentroのpocketTuneとか、Treo650のRealPlayerも、自前のMP3再生ライブラリーを持っている。

Treo本体の持っているMP3デコードを含めると３つか、４つのMP3ライブラリーが、１つのTreoに入っている場合だってある。

大体、MP3ライブラリーは、３００ｋ位だから、３００ｘ３＝＝１Mバイトを無駄にしているわけだ。

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Treo内蔵のMP3デコーダーを、使い、プレイ・リストの処理とか、音量処理とか、一連のプレイヤー機能を組み込んだライブラリーを作った。

で、ユーザーインターフェイスを、どうするかだが・・・あなたは、音楽再生中に、プレイヤー画面を、見ていますか？　答えは、Noであろう。

そこで、常時表示するプレイヤー画面無しのプレイヤーを作った。

つまり、基本機能は、全て、ライブラリーに突っ込み、それを操作するリモコン相当のDAを作ったのだ。

MP3ライブラリー：１１ｋバイト

MP3リモコン：７．２ｋバイト

プレイ・リスト管理：０ｋバイト・・・ここは、ちょっと説明がいる。前のBlogで紹介したファイラー用DA miniFileBrowserは、他のアプリのファイル選択ダイアログ機能を持たせてある。この機能を、使っているので、０ｋバイトとした。ちなみに、miniFileBrowserDAは、３４．９ｋバイトである。

合計：１８．２ｋバイトである。

さらに、オプションで、電話が、かかって来た時に、Muteする機能が、欲しい場合は、１１ｋバイト〜１９ｋバイト（サイズの差は簡易プレイヤー機能あり、なし）のダミーアプリが必要である。